奥入瀬渓流(青森県十和田市)の雪景色楽しんで スノーシューツアー始まる

スノーシューを履いて奥入瀬渓流館周辺を散策する参加者たち

 奥入瀬渓流(青森県十和田市)へ冬の誘客を図ろうと、十和田奥入瀬観光機構は30日、スノーシューを履いて奥入瀬渓流館周辺を散策するツアーを始めた。同館周辺の遊歩道を除雪し、冬季は立ち入り困難なエリアを巡る。中国語に対応できる通訳も同行し、インバウンド(訪日客)の増加も目指す。

 ツアーは国の補助金を活用して実施。コースは往復約2キロで、奥入瀬川と蔦川の合流地点や蔦川に架かる出合い橋などを歩く。

 同日は台湾出身で、主に台湾などへ向けた動画を投稿しているユーチューバーのAlan(アラン)さん(41)=東京都在住=ら3人が参加。ざくざくとした雪の感触を楽しみながら約1時間、同機構から委託を受けたNPO法人奥入瀬自然観光資源研究会のガイドの案内を受けた。

 国の事業をPRするため取材で参加したAlanさんは「台湾はほとんど雪が降らないので、普段できない体験でよかった。通訳がいて奥入瀬渓流を深く知ることができるのはすごくいい」と話した。

 ツアーは2月18日まで。前日までに同機構のホームページからウェブで申し込む。料金は13歳以上7千円、10~12歳は3500円(いずれも税込み、ドリンク代など含む)。定員は8~10人で、2人以上集まれば実施する。

 問い合わせは同機構(0176-24-3006)へ。

© 株式会社東奥日報社