佐賀県警察学校で卒業式 安全安心守る決意新たに

初任科長期課程を終了し、第一線へ配属される警察官=佐賀市の県警察学校

 佐賀市の県警察学校で25日、第267期初任科長期課程の卒業式があった。卒業生22人が証書を受け取り、県民の安全安心を守る決意を新たに各地の警察署に赴任した。

 黒木昭彦学校長が「世のため人のために尽くし、困り苦しんでいる人の支えになる気持ちを肝に銘じて」との言葉を贈り、井手彰太郞巡査(28)が「切磋琢磨(せっさたくま)しながら使命感を培うことができた。どんな困難にも臆することなく立ち向かっていく」と決意を語った。井上里菜巡査(19)は「犯罪被害に遭った人に寄り添っていける優しくて強い警察官になりたい」と話した。

 長期課程を卒業したのは男性17人、女性5人。昨年4月に入校し約10カ月間、基礎法学を学び、訓練を積んだ。(中島幸毅)

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