ACSL、米国のインフラ点検でSOTEN活用が加速。グローバル展開するインフラ企業と提携

MOU締結の理由及び内容

世界のドローン市場では経済安全保障や環境配慮に関する政策が加速しております。米国ではNational Defense Authorization Act(NDAA)が施行され、ロシア製や中国製のドローンの政府調達が禁止されており、また、中国製ドローンメーカーのDJI社は、2022年10月より米国国防総省の「中国軍事関連企業」に指定された。

このような市場環境の中で、ACSLは経済安全保障、企業向け対応及び用途特化型をキーワードとしたポジショニング形成が可能と考えているという。

こうした背景から、ACSLは、セキュアで多用途かつ高性能な小型空撮ドローンの需要の高まりに対応するため、2023年1月にカリフォルニア州に米国子会社ACSL, Inc.を設立し、12月にはACSL, Inc.の戦略的代理店であるGeneral Pacific, Inc.にSOTEN(蒼天)50機を納品した。さらに、2024年1月には、SOTENの価格と販売代理店を発表し、米国において本格的に販売を開始した。

Valmontは農業とインフラ産業という2つの主要市場と、ユーティリティ、照明、輸送、テレコム、ソーラー、コーティング、灌漑、農業技術の7つの多様な製品ラインにサービスを提供する企業だ。6大陸に広がる84の施設で製品を製造し、21カ国でビジネスを展開している。インフラ点検やその周辺領域でドローンを活用する専門の事業部門を持っており、ドローンを積極的に活用しています。

ACSL, Inc.とValmontは、それぞれの業界における互いの強みと専門性を活かし、米国市場の重要インフラ産業におけるドローンのさらなる導入と利用促進を目指すという。

ACSLグループと米国企業とのMOU締結は、General Pacific, Inc. 、Conket2, Inc. 、Firmatek, LLC.、Ameren Corporationに続き5社目となる。ACSLグループは、今後も、ドローン市場における経済安全保障を重視する流れを受けて、米国市場における販売及び市場開拓をさらに加速していくとしている。

Valmont Industries, Inc.について

  • ・名称:Valmont Industries, Inc.(NYSE:VMI)
  • ・所在地:15000 Valmont Plaza, Omaha, Nebraska 68154
  • ・代表者:President and CEO Avner Applbaum
  • ・事業内容:農業およびインフラ産業における製造・サービスの提供
  • ・売上高:4,354.2 million USD (2022)
  • ・設立年月日:1946年

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