北海道は猛ふぶきに警戒 北風強まり午後は関東なども気温急降下 各地で服装選びに注意

 きょう(木)は西日本ではぐずついた天気となり、北陸から北の日本海側は雨や雪の降る所がある見込み。北海道は発達する低気圧の影響で猛ふぶきとなるおそれがある。冷たい空気が流れ込むため、北日本や北陸はこの時季の寒さが戻る見込み。晴れ間の出る関東は、東京で16℃と3月下旬並みの暖かさとなるが、午後は北風で一気に気温が下がりそうだ。気温の上がる所でも、夜は寒くなるため服装選びに注意が必要だ。

西日本はぐずつく

 南の海上にのびる前線の影響で、西日本や東日本では雨の降っている所がある。近畿の雨は朝のうちにやむものの、九州や四国、中国地方は日中も雨が降りやすく、九州南部を中心に雷を伴う所もある見込み。北陸も雨や雪の降る所がありそうだ。北海道は低気圧が急速に発達しながら通過するため、広い範囲で雪となり、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒が必要となる。東北の日本海側も、はじめは雨の所も雪へと変わり、ふぶく所もある見込み。関東の雨は朝早い時間が中心で、日中は回復して晴れる見通し。東海も晴れ間があるが、全国的に北よりの風が強まりそうだ。

気温変化大きく 関東も午後は北風強まり一気に寒く

 最高気温は、北日本や北陸を中心にきのう(水)より低く、札幌で-4℃、青森で-1℃、輪島で6℃など、冬の寒さが戻りそうだ。さらに、寒気が流れ込むため、日中から夜にかけては気温がどんどん下がっていく見込み。関東から西はこの時季としては高めで、晴れ間の出る関東は東京で16℃と、3月下旬並みの陽気となりそうだ。静岡では20℃と、4月中旬並みの所もある見込み。

 ただ、西日本や東日本でも、午後は冷たい北風が強まり、夜にかけて気温は一気に気温が下がっていき、急に寒くなってくる。日中は気温が上がる所も、夜にかけて気温の変化が大きくなるため、帰宅時間に備えて服装選びに気をつけたい。

週末以降 各地で寒さ戻る 週明けは東日本も冷たい雨

 週末は寒気の影響で、各地でこの時季の寒さが戻り、あす(金)は、東京で8℃と、晴れ間があっても空気が冷たく感じられそうだ。九州や四国はすっきりしない天気が続き、日曜日以降は東日本も冷たい雨や雪になる所がある見込み。月曜日は東京の最高気温が5℃と、厳しい寒さになりそうだ。気温の変化で体調を崩さないように注意したい。

(気象予報士・及川藍)

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