寒気南下 東京都心は今夜にかけて一気に寒く 体調管理に注意を

 北日本を中心に冬型の気圧配置が強まるため、北海道は今夜初めごろにかけて猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要となる。東北の太平洋側も、夕方にかけて西寄りの暴風に警戒が必要だ。北日本はすでに気温が下がっているが、東日本や西日本の日本海側でも、今夜にかけては風が冷たくなる見込み。

■北日本は大荒れ

 きょう(木)午後は、北海道や本州の日本海側で雪や雨が降る見込み。北日本は風が非常に強く吹く地域があるため、今夜初めごろにかけて猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要となる。西日本は前線の影響で雨の降っている所があり、九州南部は夕方にかけて雨脚の強まる所がありそうだ。

■風の冷たさ

 北日本は厳しい寒さが戻っているが、その他の各地も午後は気温が下がり、強い風により体感温度が大きく様変わりすると思われる。この時間、太平洋側でまだ暖かさを感じられる地域でも、帰宅時間帯は寒くなるので、なるべく風の侵入を防げる服やマフラーなどを用意すると良さそうだ。なお、北陸は今夜以降、平地でも0℃を下回り、あす2日(金)朝にかけて冷え込みが強まるため、体調管理に十分注意が必要となる。

■真冬の服装で

あす(金)は北・東日本、西日本の日本海側を中心に、この時季本来の寒さとなる見込み。太平洋側で晴れ間が出る所でも、冷たい空気が支配的となりそうだ。3日(土)も、寒さの続く地域が多い見通し。西日本の太平洋側は他の地域より気温が高いが、金~土にかけて雲が取れにくく、雨の降る所が多くなりそうだ。

■関東で雪の可能性

4日(日)は西日本の降水域が東へ移動するため、東日本でも曇りがちの天気となり、太平洋側の沿岸部は雨や雪が降る可能性がある。5日(月)はさらに広い範囲で天気が崩れる予想で、気温が低い東日本の内陸を中心に雪の降る所がありそうだ。低気圧の発達具合や進路によって状況が刻々と変化するため、今後も最新の気象情報に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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