暗闇や死なぜ怖い?高校生の自分が考えたこと 例えばサメは…【ザワ高】

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この世では怖い事と言われることが多々ある。例えば、暗闇・死・ヤンキー風の同級生などがあげられる。しかしそれらがなぜ怖いのか考えたことはないだろうか?

この考えに私は一定の答えを出している。これらのことはなぜ怖いのか、それは「分からない」からだ、もちろんこれは一つの要因に過ぎないが、これらに共通していることでもある。暗闇はその先に何があるのか分からない。また、何が起きるのか分からないからだ。自宅の中で暗闇になるのと外で暗闇になるのでは恐怖の度合いが全く違うだろう。(私はどっちも御免だが)死もこの先何が起こるか分からない ヤンキー風の同級生も何をされるかわからないから怖いのだ

私たちは、ただ怖がるのではなくちゃんと理解しなくてはいけない。サメ、特にメガロドンがいい例だ。よくある怪獣映画やエンタメ用の生物番組、YouTubeなどではサメは人までもを襲う恐怖の存在と言われていることが多いが、実際はほとんど人を襲わない。実際に起きている事件でもサーフボートを食べ物となるウミガメと見間違えたと考えられている〔文献1〕。怪獣映画で人を大量に襲うメガロドンでさえも、実際は腐肉食動物だったのではないかとされているのだ。(ティラノサウルスなどもそうだと言われている〔文献2〕)

つまり、私たちは一つの説や物を見てそれだと決めつけたり怖がったりするのではなく、物事に疑問を持ち、多角的にとらえ、その中で自分の答えを見つけなくてはならないのだ。

※文献1:豪マッコリ-大学研究チーム研究

 文献2:Schaller, G. B. (2009). The Serengeti lion: a study of predator‐prey

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 現役高校生が日頃感じている疑問や悩みを哲学する「ざわザワ高校 哲学に溺れる海の教室」(特別協力:日本財団「海と日本プロジェクト」)。教室に参加した高校生のコラムを、運営に携わった福井テレビ協力の下、紹介します。

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