北・東・西日本で気温かなり高かった 下旬に大雪の影響も 1月の天候まとめ

  

気象庁は1日(木)、1月の天候まとめを発表した。寒気の影響が弱く、暖かい空気に覆われた時期もあったため、気温は全国的に高く、特に北・東・西日本でかなり高くなった。下旬は冬型の気圧配置が強まり、強い寒気の影響を受けた時期があったため、下旬の降雪量は西日本の日本海側でかなり多かった。

■1月の概況

 低気圧や前線と高気圧が交互に日本付近を通過したため、天気は数日の周期で変化した。冬型の気圧配置となった時期もあったが長続きせず、寒気の影響が弱かったほか、暖かい空気に覆われた時期もあった。このため、月平均気温は北・東・西日本でかなり高く、沖縄・奄美で高かった。

■上旬
 冬型の気圧配置が長続きしなかったが、7日~8日にかけては寒気や低気圧の影響を受けた北海道を中心に、北・東日本日本海側で大雪となった所があった。小樽(北海道)は7日に24時間降雪量が69センチに達した。

■中旬

 寒気の影響は弱かったものの、15日~16日にかけては一時的に冬型の気圧配置が強まり、北海道を中心に北・東日本の日本海側で大雪となった所があった。13日(土)の午後は寒気の影響で、東京都内でも雷雨となった所があった。

■下旬
 低気圧や前線が本州付近を通過した影響で、北日本は21日を中心に大雨や大雪となった所もあった。期間の中頃は冬型の気圧配置が強まった時期があり、日本海側を中心に雪や雨が降り、24日~25日は大雪となった所があった。大雪のため、名神高速道路の関ケ原インターチェンジ付近で車の立ち往生が発生し、最大約770台が身動きがとれなくなった。

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