廃止も視野に検証…静岡県議会「盛り土規制条例」特別委を設置へ 熱海土石流受け制定も厳しい審査・罰則で工事遅れなど懸念の声【独自】

熱海土石流災害を受けて施行された静岡県独自の盛り土規制条例について、静岡県議会は廃止も視野に検証するための特別委員会を設置する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

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2021年7月に発生した熱海土石流災害を受け、盛り土への規制を強化するために、2022年7月に施行された県独自の盛り土規制条例をめぐっては、厳しい審査や罰則の強化により、業界団体から工事の遅れや経済的負担を懸念する声が挙がっていました。

また、国の盛り土規制法が2023年5月に施行され、二重での規制になるといった指摘もあります。

こうした状況を受け県議会の最大会派である自民改革会議の提案により、3つの会派の代表者の会議で条例を検証するための特別委員会を設置する方針が固まったことが関係者への取材で明らかになりました。

2月開会する県議会2月定例会で特別委員会の設置を決め、条例の廃止も視野に検証が進むとみられます。

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