定位置確保へアピール 栃木SCキャンプで初の紅白戦 30選手が出場

紅白戦で競り合う栃木SCのDF黒崎(手前左)ら=沖縄県名護市21世紀の森サッカー場

 サッカーJ2栃木SCはキャンプ4日目の1日、初の紅白戦を沖縄県名護市の21世紀の森公園サッカー場で行った。

 前後半30分ずつで行われ、メンバーを入れ替えながら全30選手が出場。FWイスマイラはFKからのこぼれ球に反応して得点し、FW南野遥海(みなみのはるみ)が俊足を生かしてゴールに迫るなど、それぞれが定位置確保に向けてアピールを続けた。

 新たに5人が加わった中盤は激しいレギュラー争いが予想される。ボランチでプレーし、FW矢野貴章(やのきしょう)への縦パスで好機を演出したMF土肥航大(どひこうだい)は「守りで味方を助けながら、自分の特長のパスを出せた」と手応えを語った。

 キャンプ3日目まで組織的な守備やボールの奪い方を細かく指導した田中誠(たなかまこと)監督は「積極的にできている時もあった。上のレベルにいくには、いいプレーの再現性をさらに高めないといけない」と引き締めた。

 チームは7日午前11時から、同会場でJ3琉球との練習試合を一般公開で行う。

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