ミャンマー民主化デモの取材中に射殺 ジャーナリスト・長井健司さんのカメラが遺族のもとへ 警視庁の解析終える

ミャンマーの民主化デモを取材中、射殺された愛媛県今治市出身のジャーナリスト長井健司さんのカメラが、映像を解析していた警視庁から遺族の元に返されました。

2日は、長井さんの妹・小川典子さんの自宅に警視庁の担当者が訪れ、カメラを手渡しました。

カメラは2007年、長井さんがミャンマーで反政府デモの取材中、治安部隊に射殺された際に握りしめていたもので、以降、所在不明だったものの、去年4月、現地メディアから返却されました。

残されていたテープにはデモ隊などの姿が映っていましたが、銃撃される前後の様子は無く、妹の小川さんが警視庁に解析を依頼していました。

小川さんによりますと、真相究明につながるものは見つからなかったということです。

小川さん
「遺族としては兄が遺したものですし、見たかったですし残念極まりないですけれども、少しは望みを持ちつつ。真相究明のところまで繋げていけれたらと思う」

小川さんは、別の所でも映像を調べてもらう考えに加え、改めて国にも働きかけたいと話していました。

© 株式会社あいテレビ