2月3日は節分…今年の恵方巻きの方角は 知っておきたい、そもそもの「恵方」の意味

2月3日は節分…2024年の恵方巻きの方角は

 2月3日といえば節分。年ごとに決まった方角(恵方)を向いて太巻きずしを食べると縁起が良いとされる「恵方巻き」は全国各地に広まっているが、さて今年の恵方は。

 日本語大辞典(講談社)によると、そもそも「恵方」とは、その年の十干(じっかん)により、めでたいと決められる方向。歳徳神のつかさどる方角とされ、年棚をつったり、その方角の社寺に詣でたりする。ちなみに十干とは、十二支と組み合わせて年や日に名前をつけるのに用いる。

 「恵方巻き」は関西発祥の風習で、▽その年の恵方を向いて食べる▽福を逃がさないために無言で食べ終える▽縁を切らないよう包丁で切らずに食べる-などの作法がある。

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 今年の恵方は「東北東のやや東」。方角がはっきり分からない場合は、スマホアプリでチェックすることができる。iPhoneなら標準アプリの「コンパス」で確認可能。アンドロイド版でもコンパス系のアプリをダウンロードできる。一年の福を丸かじりできるよう、恵方に向かって太巻きをほおばるのもいいかもしれない。

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