フードピア金沢2024(北國新聞社特別協力)の協賛事業となる「第38回近江町鍋大会」は3日、金沢市の同市場で開かれ、地元の食材を使った3種類の鍋が振る舞われた。能登半島地震支援チャリティーと銘打って1杯につき100円以上の寄付を募り、買い物客らは熱々の鍋に舌鼓を打ちながら、一日も早い能登の復興に思いをはせた。
近江町市場商店街振興組合が主催した。カニ汁とブリのかす汁、野菜をふんだんに盛り込んだめった汁計2千食が用意され、午前10時半の提供開始前から約200人が列をつくった。
金沢市三池栄町の会社員田本裕示さん(39)はカニ汁を頰張り「だしが出ておいしく、体が一気に温まった。能登の復興にもつながるならうれしい」と喜んだ。集まった寄付金は日本赤十字社石川県支部に全額渡される。