貧血に効く“コオロギ”の栄養バー試さない? 10、11日のブレックス戦で配布 早大ベンチャー開発、300食分用意

コオロギやドライフルーツやナッツを使ったカカオ風味の栄養バー「GrilloBar」

 コオロギを活用した食品の開発や販売を手がける早稲田大発のベンチャー企業「エコロギー」(東京都新宿区)は10、11の両日、バスケットボールB1のブレックスが主催するホームゲームで、バスケットボール選手らに多くみられる「スポーツ貧血」を啓発するワークショップを開催する。参加者には、貧血対策に有効な成分を多く含む昆虫食品をプレゼントする。

 エコロギーは2017年の設立で、早稲田大インキュベーションセンターに本社を置く。開発した「GrilloBar」は、コオロギやドライフルーツやナッツを使ったカカオ風味の栄養バーで、1本当たり鉄分8.19ミリグラム、亜鉛8.96ミリグラムを摂取できる。これは、女性が1日に必要な鉄分と亜鉛の量だという。ブレックス専属のチアリーダー「BREXY」も開発に関わった。

 一方、エコロギーによると、スポーツ貧血は、バスケットボールなど足底へ繰り返し衝撃がかかるスポーツでリスクが高まるという。スポーツ貧血は、一般成人よりスポーツ愛好家の方が2倍以上リスクが高いとされる研究結果もある。

 ワークショップでは、バスケットボールとクイズを融合させたゲームで、スポーツ貧血のメカニズムや対策を学べる。参加者へのプレゼントとして、GrilloBar300食分のほか、抽選で当たるブレックス選手の直筆サインボールも用意される。

 エコロギーのブースは、ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市元今泉5丁目)の2階出入り口横に設置される。開設時間は午後1時から午後4時ごろまで。両日は、対長崎ヴェルカ戦。

コオロギやドライフルーツやナッツを使ったカカオ風味の栄養バー「GrilloBar」

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