自民、二階元幹事長から聴取 政治資金不記載巡り

 自民党は4日、派閥政治資金パーティー裏金事件を巡り、政治資金収支報告書への不記載があった二階派の二階俊博元幹事長から聞き取り調査を実施した。反省の弁を述べたという。関係者が明らかにした。二階派はすでに解散方針を決めている。議員への聞き取りは2日に開始しており、3日連続となる。

 二階派では元会計責任者が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で在宅起訴された。二階氏の秘書もパーティー券の販売ノルマ超過分の計3500万円を派閥に納めず、裏金化したとされる。

 聞き取り調査は安倍派や岸田派も含め90人程度が対象。週内に聞き取り調査を終え、結果を茂木敏充幹事長に報告する。

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