舟形町長に現職森氏 大差で小西氏破り3選

 任期満了に伴う舟形町長選は4日、投開票が行われ、現職の森富広氏(63)=堀内=が、新人で元兵庫県議の会社役員小西彦治氏(52)=兵庫県伊丹市=に大差をつけて3選を決めた。投票率は69.14%で、新人同士による三つどもえの戦いとなった2016年の選挙(88.48%)を19.34ポイント下回った。

 森氏は農業振興や克雪対策推進、行政のデジタル化などを掲げ、選挙戦を展開した。最上郡区の県議2人や町議の大半から応援を受けるなど、町内全域で支持を集めた。

 小西氏は舟形町にゆかりがなく、現職の多選阻止を掲げて出馬。高齢者の移動手段拡充などを主張したが、浸透しなかった。

 当選した森氏は同町舟形の選挙事務所で「高齢化など地域の課題を解決しなければならない。町民一人一人の思いを受け止め、一生懸命働きたい」と抱負を述べた。

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