これからあす6日（火）朝にかけて、関東甲信の山沿いや山地を中心に大雪となる所がある見込み。東京23区など平地でも、雪が積もる可能性がある。このため、きょう（月）の帰宅時間帯だけでなく、あす（火）朝の通勤通学の足にも影響が及びそうだ。

景色が一変か

　関東甲信は、きょう（月）午後はさらに降水範囲が広がり、平地を含めて雪の積もる所がありそうだ。関東南部など降り始めは雨でも、内陸から次第に雪に変わる見通し。水分を多く含み、本来は積もり出すまで時間がかかるタイプの雪だが、降雪の勢いが強まった場合は、路面が一気にシャーベット状になるので注意が必要だ。帰宅時間帯は交通機関に乱れが生じる可能性があるため、あらかじめ外出を避けるか、早めに帰宅するなどの対策が必要となる。湿った重たい雪のため、電線や樹木への着雪、それに伴う停電などにも注意したい。

　あす（火）に日付が変わるころには、関東甲信は雪のピークは過ぎるが、午前中はまだ雪や雨の降る所がありそうだ。気温が低いままなので、朝は内陸を中心に積雪が残っていることも考えられる。路面の凍結による交通機関の乱れ、歩行中の転倒には十分な注意が必要だ。また、千葉県や茨城県の沿岸など、冷たい雨のまま推移する地域でも、各種交通機関に間接的な影響が及ぶ可能性がある。いずれにしても、引き続き時間に余裕を持った行動を心がけたい。

（気象予報士・高橋和也）