【シンガポール】ケッペルインフラ、豪バス会社を買収[運輸]

シンガポールの政府系コングロマリット(複合企業)ケッペル・コーポレーションの投資信託部門ケッペル・インフラストラクチャー・トラストは5日、オーストラリアのビクトリア州で公共バスを運営するベンチュラ・モーターズを買収すると発表した。

ベンチュラ・モーターズはビクトリア州の州都メルボルンを中心に公共バスを運営する企業。1924年の設立で、同州最大のバス会社だ。

ケッペル・インフラストラクチャー・トラストは傘下のフォークス・インフラストラクチャー・トプコを通じ、同社の株式98.6%を5億7,060万Sドル(約630億円)で取得する。2024年4~6月期の手続き完了を見込む。

ベンチュラ・モーターズはビクトリア州の公共交通サービスに欠かせない企業で、安定的な収益を見込めることから買収を決めた。買収後はケッペル・インフラストラクチャー・トラストの運用資産残高は1月2日時点の81億Sドルから約87億Sドルに拡大する。

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