【早出し】山形市、2年連続日本一 23年ラーメン消費額、1世帯当たり1万7593円

2023年のラーメン消費額で山形市の2連覇が決まり、喜ぶ佐藤孝弘市長(中央左)とラーメン店主たち=山形市役所

 総務省の2023年の家計調査の結果が6日に公表され、山形市は1世帯当たりの中華そば(外食)消費額が1万7593円となり、22年に続き全国トップとなった。消費額は記録が確認できる00年以降の過去最高額だった16年の同市(1万6613円)を上回った。

 全国の都道府県庁所在地や政令指定都市で行われている調査で、全国約9千世帯のうち山形市では約100世帯が対象となっている。調査票に記入する支出額を基にしたランキングで、21年の1位でライバルの新潟市は1万5224円で2位だった。3位は仙台市で1万3074円。

 山形市は9年ぶりに首位を逃した21年の結果を受け、ラーメンを通し地域を盛り上げる取り組みを活発化させている。22年の結果で2年ぶりに全国トップとなったことを踏まえ、昨年2月8日に「ラーメンの聖地宣言」を行った。昨年12月には同日を「山形市ラーメンの日」に制定しており、連覇が決まった6日夜に制定記念のトークイベントを行った。

 佐藤孝弘市長は「全国1位を続けられるようにしたい。新潟市と切磋琢磨(せっさたくま)しながら盛り上げていく」と話した。

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