小浜市長選挙2024、杉本和範氏が立候補を表明 市議2期目「若者に多様な働き方を」

杉本和範氏

 福井県小浜市議会議員の杉本和範氏(44)=堀屋敷=が2月6日、同市内で会見し任期満了(8月4日)に伴う市長選への立候補を正式に表明した。杉本氏は「人口減少や少子高齢化により、地域経済は停滞している。市民との対話を通じて現状を把握し、そこに届く市政をしていきたい」と述べた。

 現在の市政について「若者が流出している現状に対する施策が弱い」と指摘。民間への投資を呼び込むなどし「若者が多様な働き方ができるような小浜にならないと未来はないと感じた」と立候補の理由を述べた。

 取り組む施策の一つとしてふるさと納税の強化を挙げ「2年以内に現在の2億8千万円から10億円まで引き上げる」と数値目標を示し、返礼品開発に取り組みたいとした。

 杉本氏は甲南大学卒。2019年の小浜市議選で初当選した。現在2期目で、6月定例会をめどに辞職し無所属で出馬する。

 4期目の松崎晃治市長(66)=生玉=は3月定例会をめどに態度を明らかにするとしている。

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