【熱海土石流災害】起点となった“盛り土”近くの産廃…現土地所有者が撤去開始(静岡県発表)

熱海市の土石流災害をめぐり、静岡県は、起点となった盛り土近くに投棄されている産業廃棄物を、現在の土地所有者が撤去を開始したと発表しました。

2021年、熱海市伊豆山で起きた土石流の起点となった盛り土の北西側には、前の土地所有者が運び込み、その後、現在の土地所有者が埋め立てた産業廃棄物が残されています。

県によりますと、産業廃棄物は主に建物の解体に伴うがれきで、現在の土地所有者は、県に計画書を提出し、1月15日から廃棄物の掘り起こしなど撤去作業を始めたということです。

現在の土地所有者は、土砂の埋め戻しなどを行った後、6月上旬から土砂を搬出し、7月下旬ごろまでに撤去作業を完了させる計画ですが、全ての産業廃棄物が撤去されるかは不透明です。

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