政令市移行後最大に 広島市の新年度予算案 2年連続のプラス 広島駅南口広場・被爆80年事業など 

広島市は、広島駅南口広場の再整備などを盛り込んだ、新年度の当初予算案を発表しました。

広島市 松井一実市長
「一般会計において、政令市移行後最大の規模となる令和6年度当初予算を編成し…」

広島市の新年度の当初予算額は、一般会計で6845億4000万円です。社会保障費や人件費の増加により、前の年度と比べて2・2%増となり、2年連続のプラス予算で、政令市に移行してから最大となります。

主な事業では、広島駅南口広場の再整備などに78億4000万円、安芸市民病院の病棟などの建て替えに22億3000万円、また、新規事業として旧陸軍被服支廠の保存・継承のために、県が実施する安全対策工事の経費を一部負担することに1億7000万円などとなっています。

さらに、被爆80年となる2025年には、「原爆死没者の慰霊と被爆者の援護」と「平和文化の振興」を柱とした、53の記念事業を計画し、来年度分としては、1億4000万円を計上しています。

広島市の新年度予算案は14日に開会する市議会2月定例会で審議されます。

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