県内コロナ患者、4週連続で増加 1定点当たり15.84人

県衛生研究所(資料写真)

 県は7日、県内43の定点医療機関を通じた新型コロナウイルス感染症の発生動向(1月29日~2月4日)を公表した。患者報告数は681人(前週比34人増)、1定点当たりでは15.84人(同0.79人増)で、4週連続の増加となった。

 保健所別の1定点当たり報告数は置賜25.5人(同2.12人増)、村山16.2人(同3.1人減)、山形市14.89人(同2.44人減)、庄内14.25人(同6人増)、最上2.5人(同0.5人減)。患者681人を年代別にみると10歳未満285人、10代176人、20代25人、30代59人、40代55人、50代21人、60代26人、70代22人、80歳以上12人だった。

 各病院から国への報告を基にした入院者数は7日現在154人で、前週から14人増えた。重症者はいない。

 一方、インフルエンザの報告数は1定点当たり13.19人(同2.07人減)と依然警報レベルで、咽頭結膜熱(プール熱)、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も引き続き流行している。県は換気や手洗い、マスク着用といった基本的な感染対策を呼びかけている。

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