3月上旬にかけて、全国的に気温高く 季節変化が早まる可能性も 気象庁1か月予報

 

 気象庁は8日(木)、向こう1か月(2/10~3/9)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、北日本は、今月16日ごろにかけて、東・西日本と沖縄・奄美は、今月23日ごろにかけて、気温がかなり高くなる可能性が高い。また、向こう1か月の降雪量は、北・東・西日本の日本海側で少ない見通し。

 向こう1か月は、冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいため、全国的に気温が高くなる見通し。季節の変化は平年よりも早くなる可能性がある。降水量は低気圧の影響を受けやすい北日本と九州で、やや多くなりそうだ。また、北日本では、低気圧が発達した場合、暴風雪や高波など荒れた天気になりやすいため、注意が必要だ。

■高温に関する早期天候情報

 沖縄から北海道までの全国で、寒気の影響を受けにくく、暖かい空気が流れ込むため、気温が高くなる可能性が高い。特に、今月14日(水)ごろからの5日間ほどは、気温がかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意すると共に、積雪の多い地域ではなだれにも注意するよう呼びかけている。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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