団体旅行の需要回復を見据え 貸し切りバスに新型車両を導入 長電バス

長電バスは、団体旅行などの需要回復に向け、新しい車両を導入しました。路線バスの維持が厳しくなる中、利益が見込める貸切バスに力を入れます。

新型車両・「NAGADEN Premium(ながでんプレミアム)」は、従来の貸し切りバスとの差別化を図った外観で、暖色系のデザインです。
報道向けにお披露目会が開かれました。

■記者
「新型車両のシートこのように、従来よりも倍近くリクライニングできるようになっています。ゆったりとした気持ちで移動できそうです」

全ての席にフットレストやコンセント、USBポートが付いています。3列独立シートで座席数は27、景色を楽しめるよう窓は大きく作られました。
新型車両の導入は、貸し切りバスを使った団体旅行の需要回復を見据えたものです。
一方、苦しいのは路線バスです。
長電バスは先月、運転士不足などから、長野市内を中心とした路線バスを日曜日運休にしました。

■長電バス・鈴木立彦 社長
「路線バスに関してはご利用のお客様にご迷惑をお掛けしてしまっているんですけれども、会社としては利益のある部分に注力していくことが大事になります。そのことが会社の利益が出て運転士不足の解消につながる。それが最終的には公共交通の意義につながると思っております」

貸切バスなどで利益を上げることで、会社の経営強化を目指しています。

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