福井市の女性がキャッシュカード2枚だまし取られ10万5000円被害、偽警察から電話「カードが犯罪に使われている」

 福井県警福井署は2月8日、福井県福井市の70代女性が警察官をかたる男から電話を受け、キャッシュカード2枚をだまし取られたと発表した。カードの口座から現金10万5千円が引き出されており、特殊詐欺事件とみて捜査している。

 同署によると6日、警察官をかたる男から女性宅の固定電話に複数回にわたり電話があり、「あなたのキャッシュカードが犯罪に使われている」「NPO法人の者が家に行く。キャッシュカードは封をするから13日まで使えない」などと言われた。

 同日夕方ごろ、NPO法人の職員を名乗る男が女性宅を訪れ、女性がキャッシュカード2枚を入れた封筒を渡した後、別の封筒とすり替えられ、持ち去られたという。

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 福井市内のコンビニのATMで同日、現金が引き出されていた。7日に金融機関から福井署に「キャッシュカードが不正に利用されている疑いがある」と届け出があり、被害が分かった。

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