行方不明者の発見に貢献したとして佐世保署は7日、県警の嘱託警察犬指導手の佐伯ひかるさん（29）と嘱託警察犬のミルキー号（雌、8歳）に署長感謝状などを贈った。
同署によると昨年12月23日夕、長崎県佐世保市内の70代男性が家に帰ってこないと家族から通報があった。警察が捜索したところ、同市山手町内で男性の車が見つかった。
24日に出動要請を受けた佐伯さんとミルキー号は男性の枕カバーのにおいを頼りに捜索。警察官による発見につなげた。男性には認知症があり、車で出かけたものの帰りに道に迷ったとみられる。命に別条はなかった。
佐伯さんによると今回の捜索は、ミルキー号が警察犬になってから初の出動だった。怒らず、我慢強い性格だというミルキー号。佐伯さんは「ありがとう、お疲れさまとほめてあげたい」と目を細めた。
