“齋藤秀雄メモリアル基金賞”都内出身の若手チェリスト・指揮者が受賞

今後のさらなる活躍が期待される若手のチェリストや指揮者に贈られる「齋藤秀雄メモリアル基金賞」が発表され、都内出身の2人が選ばれました。

「齋藤秀雄メモリアル基金賞」はチェリストで指揮者でもあり、教育者としても活躍した故・齋藤秀雄の功績をたたえソニー音楽財団が創設したもので、将来の活躍が期待される受賞者には500万円が贈られます。

今年のチェロ部門は、現代のモダンチェロの演奏だけでなく、古楽器である「バロックチェロ」で歴史的な演奏法にも取り組む上村文乃さん。指揮部門は、世界的なオーケストラとの共演のほか、現代音楽の分野でも活躍する杉山洋一さんが選ばれました。

チェリスト 上村文乃さん:「迷いもありつつも、自分の信じた道を突き進んでいくことで、きっと今一緒の時代に生きるお客様にとってすごく幸せな時間を与えていけるのではないか」

指揮者・作曲家 杉山洋一さん:「音楽というのは、やっぱり人と人とをつなぐものではないか。精進を続けていきたい。ありがとうございました」

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