防災など連携強化の意向示す 小池知事 台湾・蔡英文総統らと面会

台湾を訪問していた小池知事が、台湾の蔡英文総統と面会し、防災分野など、「台湾との連携」をより一層、強化する意向を示しました。一方で今回の面会について、中国外務省が「断固反対」と表明するなど、中国からは反発の声が出ています。

就任してから、初めて台湾を訪問した小池知事。2月7日は台湾の蔡英文総統と会談したほか、先月13日の総統選で勝利し、次期総統に就任する予定の頼清徳副総統とも面会しました。

会談は報道陣に非公開で行われ、小池知事は、地震や台風といった防災分野に関する連携を強化する意向を示したほか、能登半島地震における台湾の日本への支援について、感謝を伝えたということです。

小池知事:「地理的にも、またそうやってさまざまな歴史的なつながりなど、共有している台湾と日本の首都である東京都と様々な分野で連携することは、市民や都民にとってプラスになっていくと改めて感じたところ」

また小池知事はオードリー・タン デジタル担当大臣とも面会し、IT技術者にアプリなどの開発を競い合ってもらう「ハッカソン」に関して、今後の協力を検討するなど、デジタル分野での連携を一層、進めることで一致しました。

小池知事:「これまでも非常にスムーズに連携させていただいていたと思う。様々な台湾での取り組み、そしてまた東京都で行っている取り組みなど互いに学び、学ばせていただく機会が増えていくんじゃないかと期待している」

記者:「今回、共有した防災対策やデジタル化に向けた政策など、都が力を入れて取り組む課題にどう生かすのか、小池知事の手腕が問われます」

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