来月 退任の広島県教委 平川教育長「学びの一歩を踏み出せた」官製談合疑惑は「不徳のいたすところ」

3月末で退任する、広島県教育委員会の 平川理恵 教育長が、6年の任期を振り返りました。

広島県教育委員会 平川理恵 教育長
「時代に即した『学び』の一歩を踏み出せた」

リクルート出身の平川教育長は、2018年4月、初の民間出身の教育長として起用されました。任期中には、不登校の小中学生を支援する「スクールエス」を設置したほか、公立高校の入試制度に「自己表現」を導入するなど、改革を進めてきました。

一方、京都市のNPO法人との契約をめぐっては、弁護士らによる外部調査で、官製談合防止法違反にあたると指摘されました。

広島県教育委員会 平川理恵 教育長
「県民に多大な心配と迷惑をかけて、誠に申し訳なく思っている。どれも、広島県教育を良くしたい激励と受け止めている。不徳の致すところではあるが、6年間、全力で走ってきた」

後任に対しては、「県教委が取り組む『学びの変革』をさらに推進してほしい」と話しました。

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