富山で活躍のディーゼル車 「キハ28」外観復活へ

  ●千葉の保存会がCF

 1964年に製造され、高山線でJRとして最後の運用がされていたディーゼル車「キハ28―2346号車」の外観復活プロジェクトが千葉県で進んでいる。車両を保管するいすみ鉄道(千葉県)の職員ら有志でつくる保存会がクラウドファンディングで資金を集め、観光への活用を図る。

 キハ28―2346号車は「国鉄型気動車の代表形式」とされるキハ58系気動車で、2007~12年、高山線で運行された。JR引退後、いすみ鉄道に譲渡され、観光列車として人気を集めた。22年11月に定期運行を終了。現在は国吉駅で保存されている。

 クラウドファンディングはいすみ鉄道気動車保存会が1日から始め、9日までに119人が支援し、約206万円が集まった。目標額は1千万円で、外板板金工事と塗装工事を予定している。

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