長崎ランタンフェスで前夜祭 温かな光に包まれ 4年ぶり通常開催

極彩色で彩られた会場で龍踊が披露され、多くの来場者を魅了した=長崎市、中央公園

 冬の長崎を彩る「長崎ランタンフェスティバル」(実行委主催)が中国の旧暦で大みそかに当たる9日、開幕した。新型コロナ禍の影響で中止、規模を縮小していたが、4年ぶりの通常開催。メインオブジェなどを除くランタンが点灯し、長崎市中心部は温かな光に包まれた。
 メイン会場の湊公園(新地町)と中央公園(賑町)で前夜祭があり、中国伝統楽器の二胡(にこ)の演奏や龍踊が披露され、会場を盛り上げた。
 両会場では手持ちランタン各1千個が無料で配られ、中央公園では約45分で配布が終了した。30分前から並んでランタンを受け取った神戸市西区の白土由蒼さん(8)は「ランタンがきれいで楽しい。明日の点灯式に手持ちランタンを持って行きたい」と話した。
 中国の春節(旧正月)に当たる10日は点灯式があり、約1万5千個のランタンやオブジェに光がともる。

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