京都市動物園のシロテテナガザル「クロマティー」天国へ 推定39歳、園の人気者

園の人気者だったシロテテナガザルのクロマティー(京都市動物園提供)

 京都市動物園(京都市左京区)は10日、飼育していたシロテテナガザルの雌「クロマティー」が9日に死んだと発表した。推定年齢39歳だった。

 ペアの雄「シロマティー」と約37年連れ添った姿が、来園者に愛されていた。

 クロマティーは1986年5月に来園。99年に子どもを産んだが、2008年に先立たれた。

 7日朝から嘔吐(おうと)が続き、9日午後に死んだ。死因は腸閉塞(へいそく)だった。

木にぶら下がるクロマティー(京都市動物園提供)

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