【3連休の天気】太平洋側はお出かけ日和続くも2日目は天気急変に注意 日本海側の旅行は寒さ対策万全に

 きょう10日(土)からあさって12日(月)にかけては3連休という人も多いかもしれない。太平洋側は、連休初日と最終日ほど安定した晴天となり日差しが暖かいため、連休の外出や洗濯に最適な陽気となりそうだ。日本海側は北陸から北日本を中心に冷たい雨や雪の降る日が多く、日差しが届きにくいためいずれも暖かい服装を心掛けたい。

連休初日 スノーレジャーはなだれなど注意

 連休初日のきょう10日(土)は、沖縄、西日本から東北南部の太平洋側にかけては日差しに恵まれる見込み。最高気温は平年より高く、東京都心13℃、大阪や名古屋は12℃と日差しが暖かい見通しだ。

 一方、山陰から北の日本海側は低気圧が近づく影響で、午前中は日差しの届いていた所も午後は冷たい雨や雪の範囲が広がりそう。特に夕方以降は山沿いで雪の降り方が強まり、雷を伴う所もある見通し。風も強まり、局地的にはふぶくおそれがある。スノーレジャーに行く予定の場合は車の運転やなだれなどに気を付けたい。午後は日差しが届きにくくなるため、寒さ対策も必要だ。

連休2日目 太平洋側も大気不安定

 連休2日目のあす11日(日)午前中にかけて、日本海側では冷たい雨や雪の降る所が多く山沿いでは雪が強まるおそれがある。また、上空には平年より強い寒気が流れ込むため、太平洋側でも大気の状態は不安定になりそうだ。晴れ間があっても、天気は急変するおそれがある。急な強い雨、落雷、竜巻などの激しい突風や降ひょうなどに注意が必要。

 関東では夕方から夜にかけて、平野部は雨、山沿いでは雪が降る可能性がある。先日のような大雪になるおそれはないものの、外出の際は雨具があると安心だ。
 日中の気温はきょう10日(土)と同じくらいの所が多い予想。太平洋側では天気が急変すると急激に空気はヒンヤリするため、昼間もマフラーなどは持ち歩いた方がいいだろう。

連休最終日 太平洋側はお出かけや洗濯日和戻る

 連休最終日となるあさって12日(月)朝にかけても、関東など東日本を中心に大気の不安定な状態が続くおそれがある。だんだん上空の寒気が抜ける昼前ごろからは安定して晴れる所が多く、日差しに押されて気温は高くなりそう。日中はマフラーや雨具を持ち歩かなくてもいいだろう。 
 北陸から北の日本海側では夕方ごろにかけて弱い雨や雪が残りやすく、昼間も空気はヒンヤリと感じられそうだ。

 この3連休は、太平洋側は連休初日と最終日ほど外出や洗濯に最適な陽気となる見込み。日本海側は北陸から北日本を中心に日差しが届きにくいため、いずれも暖かい服装を心掛けたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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