今季初の“静岡ダービー” J1磐田は主力組不発も控え組アピール!45分4本の合計4−3でJ2清水下す

ジュビロ磐田と清水エスパルスがキャンプを行う鹿児島で10日、トレーニングマッチが行われました。今年初となる静岡ダービーの行く末は!

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この日は45分を4セット。主力組が1、2本目に出場しました。

まずはジュビロから。元日本代表GK川島ら新加入選手4人がメンバーに入りました。

対するエスパルスのスタメンです。新加入選手は3人。ともに4−2−3−1のフォーメーションとなりました。

まずチャンスを作ったのはピンクのユニホームのジュビロ。1本目10分、エスパルスのパス回しをペイショットがカットしシュート。冷静にコントロールされたシュートでしたが、エスパルスのGK権田がファインセーブします。

22分、今度はエスパルスが攻めます。こぼれ球を北川がシュート。味方に当たったボールがゴールに吸い込まれ、エスパルスが先制します。

対するジュビロもゴールに迫り、左サイドからのクロスに3人が飛び込みましたがゴールならず。

エスパルスが粘り強く守り、2本目までを1点リードで終えます。

3本目、ジュビロが反撃します。9分、高い位置でボールを奪うと、藤原のミドルシュートでジュビロが同点とします。

続けて素早い攻撃を見せるジュビロ。11分にはジャーメインが左サイドからクロスを上げ、ブルーノジョゼが何とか切り返し、最後は平川が押し込んで逆転。

4本の試合の合計でジュビロが4対3という結果になりました。

<現地観戦した解説者松原良香さん>
ダービーらしい見応えのある局面が見られました。まずジュビロはボールを持ってもむやみに長いボールを入れず、捨て球にしなかった。ボールを大切にすることでピンチも軽減されますし、ボールを持った時の縦へのアクションも多く見られました。

清水エスパルスは昨年よりもライン設定が高くなっていました。まず走ることがベースにある。新しいセンターバックがプッシュアップして、ハーフラインよりできるだけ前でプレーしようとしていました。

それによって相手にボールがわたっても、相手コートでボールを奪い切ることが可能になります。相手のゴールが近くなり、ゴールを狙いやすくなる。こんなシーンが多く見られました。

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