3連休、春のにぎわい 砺波・チューリップ展、12日まで

ミニ北陸新幹線の試乗を楽しむ親子=砺波市のチューリップ四季彩館

 砺波市のチューリップ四季彩館で開催中の「第38回春を呼ぶチューリップ展」(富山新聞社後援)は3連休初日の10日、大勢の家族連れらでにぎわいを見せた。会期まで残りわずかとなり、訪れた親子らは人気のミニ北陸新幹線に試乗して「北陸めぐり」を楽しみ、一足早く春の訪れを感じ取った。

 会場には40種類1万本のチューリップと早春の花々で彩られ、ミニ北陸新幹線に乗って世界遺産の五箇山合掌造りや立山黒部アルペンルート「雪の大谷」など北陸三県の各ゾーンをめぐる小旅行を楽しめる。

 10日は午前中から家族連れらがひっきりなしに訪れ、ミニ新幹線の試乗に順番待ちの列をつくった。砺波市大門の西島望央ちゃん(3)は弟の空望ちゃん(1)と母と試乗し「楽しかった。きれいなチューリップも見られた」と笑顔を広げた。

 主催する市花と緑と文化の財団によると、来場者は9日時点で昨年とほぼ同じ約3200人に上り、令和に入って最多の5314人だった2020年度を上回る勢いで、竹村和敏チューリップ四季彩館長は「3連休に多くの方にお越しください」と呼び掛けた。

 4月23日に開幕する第73回となみチューリップフェア(富山新聞社後援)のプレイベントとして12日まで開かれる。入場料(常設展を含む)は大人・高校生500円、小中学生250円、65歳以上400円。

  ●フォトコンテストも

 チューリップ四季彩館などは16日まで、「『春を呼ぶチューリップ展』インスタ・フォトコンテスト」を行っている。公式インスタグラムで「#春を呼ぶチューリップ展2024」を付けて投稿するだけで、入賞者にはフェア招待券をペアで贈る。

© 株式会社北國新聞社