巨大紙風船ふわり 南砺ふくみつ雪あかり祭り 児童生徒の絵柄21基

夕空に揚げられた巨大紙風船=南砺市福光

 「第24回南砺ふくみつ雪あかり祭り」(富山新聞社後援)は11日、南砺市の道の駅福光で開かれ、巨大紙風船が冬の夕空にふわりと浮かんだ。市内外の児童生徒が描いた絵や版画をデザインした21基が揚げられ、来場者が幻想的な眺めを楽しんだ。

 紙風船は縦6メートル、幅3メートルの和紙4枚を袋状に貼り合わせて仕上げられた。南砺市消防団石黒分団員が紙風船内の空気をガスバーナーで熱すると、ゆっくりと空に浮かび上がった。

 絵柄は南砺福野高、南砺つばき学舎、福光中、吉江中、城端中、福光中部小、福光東部小の児童生徒が描いた。今年は福島県相馬支援学校も初めて参加し、国重要無形民俗文化財「馬追(うまおい)」などを描いた紙風船も注目を集めた。

 市福光美術館で開催中の「なんと版画年賀状公募展」(富山新聞社、北國新聞社後援)の入賞作品も巨大紙風船に複写された。

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