先月の広島県内企業の倒産件数が、8か月連続で前年の同じ月を上回ったことが民間の調査会社のまとめでわかりました。
帝国データバンク広島支店によりますと、先月、倒産した企業の件数は14件でした。前の月より6件減ったものの、去年6月から8か月連続で前の年の同じ月を上回りました。
14件の企業すべてが資本金5000万円未満で、倒産の主な原因は「販売不振」でした。負債総額は21億8900万円となっています。
業種別では「建設」が4件で、「卸売」「小売」「サービス」がいずれも3件でした。帝国データバンクは、「中小・零細企業の大半は価格転嫁力が弱く、大企業との格差が拡大している」としています。