元レッドブル育成のジャック・クロフォードがアストンマーティンF1の育成プログラムに加入

 2月12日、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームは2024年のFIA F2にダムス・ルーカスオイルから参戦するジャック・クロフォードを、同チームの若手ドライバー育成プログラムに向かい入れたことを明らかにした。クロフォードは今後、旧型F1マシンでのテストを含め、アストンマーティンF1の元で経験を積んでいく。

 アメリカ出身18歳のクロフォードは2020年にレッドブルの若手ドライバー育成プログラム『レッドブル・ジュニアチーム』に加入。翌2021年は岩佐歩夢のチームメイトとしてハイテックGPからFIA F3に参戦しシリーズ13位となると、2022年はプレマ・レーシングに移籍しシリーズ7位を獲得。

 2023年はハイテック・パルスエイトよりFIA F2参戦を果たすが、優勝回数1回、シリーズ13位という成績にとどまり、同シーズンをもってレッドブル・ジュニアチームからは離れることに。2024年シーズンはダムス・ルーカスオイルに移籍し引き続きFIA F2に参戦するが、開幕を直前に控え、アストンマーティンF1の育成プログラム入りが実現することになった。

 アストンマーティンの育成入りを果たしたクロフォードは、フィットネスプログラムやメディアトレーニングを受けるほか、チームの拠点であるAMRテクノロジー・キャンパスでのシミュレーター作業を通じてチームをサポートまた、2024年シーズン後半には、2022年型マシンAMR22での実走テストも予定している。

 18歳のクロフォードは、「自分のキャリアが次のステップに進めることを嬉しく思う。アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームは、学び、成長するのに最適な場所であり、これからのプログラムもエキサイティングなものになるだろう。特にシミュレーターでは、レースウイーク中のチームのパフォーマンスに貢献することができるしね」とコメント。

「また、今年の後半にAMR22のマシンをドライブするチャンスがあることにもワクワクしている。この素晴らしいチャンスを最大限に生かせるよう、懸命に働くことが僕の大きなモチベーションになっているんだ」

 そして、アストンマーティンF1のチーム代表を務めるマイク・クラックは「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームでエキサイティングな旅を始めるジャックを大歓迎する。彼は、ジュニアカテゴリーを通じて大きな可能性を示してきた。彼にAMR22に乗り込む機会を与え、彼の学習と成長をサポートすることを楽しみにしている」とコメント。

「チームの成長の一環として、私たちは才能ある若いドライバーに価値ある育成プログラムを提供したいと考えている。このような環境でジャックの才能が開花することは間違いないだろう。私たちは幸運にも、最先端の施設と世界トップクラスの人材を有しており、彼らはジャックが最高レベルのレースで活躍できるよう準備してくれるだろう」

ジャック・クロフォード(アストンマーティン)
アストンマーティンF1の育成プログラム入りを果たしたジャック・クロフォード

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