宇都宮市上戸祭町の住宅で1月、保育園児の兄弟2人の遺体が見つかった事件で、宇都宮中央署は13日、次男に対する殺人の疑いで母親の同所、パート従業員の女(33)を再逮捕した。調べに対し容疑を認め「次男を殺して私自身、自殺しようとした」などと供述しているという。
女は1月24日、長男を殺害した疑いで逮捕されており、宇都宮地検は13日、殺人容疑について処分保留とした。同署は無理心中を図ったとみている。
逮捕容疑は、1月7日正午ごろから午後10時ごろまでの間、同市内またはその周辺で、次男(2)の首を絞めて窒息死させた疑い。
同署によると、女は家族関係で悩んでいたとみられ、自宅からは夫に宛てた遺書が見つかった。
1月7日午後10時ごろ、自宅1階のリビングで長男(4)と次男、女の3人が倒れているのを帰宅した夫が見つけた。女は包丁で自ら腹部を刺したとみられ、重傷を負った。