築150年以上の社殿が全焼 「境内が燃えている」と通報 けが人なし 地元住民「残念としか言いようがない」 広島・福山市

12日夜、福山市の神社で、社殿を全焼する火事がありました。けが人はいませんでした。

鳥居の向こう側にある建物から炎があがっています。神社の社殿全体が火に包まれていました。

火事があったのは、福山市曙町にある塩崎神社です。

警察と消防によりますと、12日午後8時45分頃、近所の人などから「境内が燃えている」と複数の通報がありました。

消防車7台が出て消火に当たり、火はおよそ1時間後に消し止められました。

この火事で、木造平屋建ての社殿およそ134㎡が全焼し、隣接する社務所の一部も焼けました。けが人はいないということです。

地元住民
「神事にかかわるような行事があるときには、ここにお祓いをしてもらうというのがうちのスタイル。残念としかいいようがない」

神社によりますと、全焼した社殿は築150年以上で、普段は夜に人はいなかったということです。

神社の総代
ー火事があった午後8時前後は?
「まあいないだろうと思うんですけど、午後8時ごろに来たことがないのでわからない。初詣の時なら夜でも前夜祭の前からくるけど、あとは多分、参ってくるのもおらんのじゃないかなと思う」

警察と消防が13日、実況見分をしたところ、社殿の東側が最も激しく燃えていたということで、ここが火元となった可能性があるとみて火事の詳しい原因を調べています。

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