「最高級のものを認定する」“食材王国”を守る推進役 ふじのくに食の都づくり「仕事人」に13人=静岡県

静岡県が目指す「ふじのくに食の都づくり」を実現する「仕事人」の表彰式が2月13日、静岡市で開かれました。

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<静岡県 川勝平太知事>
「最高級のものを作って、最高級のものを認定する、これが食の都」

静岡県の川勝平太知事が掲げるふじのくに「食の都」。富士山の湧き水や温暖な気候で育った豊かな食材、日本一深い駿河湾でとれる海産物を生かし、「食材王国」静岡を守っていく取り組みです。その推進役を担うのが「ふじのくに食の都づくり仕事人」です。

今回仕事人に選ばれた1人、小泉勇さん(33)です。静岡市の鷹匠に店を構えて3年目。自慢の「鳥天丼」を彩る旬な野菜はすべて静岡県産です。

<蕎麦心きりがね 小泉勇さん>
「農家と直接話せるので『来週にはこれができるよ』とか、あと、味見もできる。こういうのを作りたいとか考えやすい」

芽キャベツやスナップエンドウは、静岡県吉田町の桑高農園から仕入れ、ゴボウやフキノトウは、静岡市で採れたものです。静岡県産の食材にこだわる理由は。

<蕎麦心きりがね 小泉勇さん>
「新鮮さを味わってもらいたい。フキノトウなら苦み、サツマイモの甘み、ニンジンの甘みを感じてほしい」

今回、「仕事人」に選ばれたのはあわせて13人。和食から、中華、イタリアン、さまざまなジャンルの料理人です。

<蕎麦心きりがね 小泉勇さん>
「素直にうれしいです。気が引き締まり、あしたからまた頑張ろうと思います」

<静岡県マーケティング課 兼子真由美課長代理>
「食材の特色を生かした魅力的な調理法、その背景にあるストーリー、食材がどういった風土で生産されたかを情報発信して人々に静岡県の食をPRしていただければ」

情報発信が多様化する中、県産の食材の価値や魅力をどう広めていくのか、期待が高まります。

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