ぽかぽか まだ2月 青森県内13日、16地点で10度超え

春を思わせる陽気で雪解けが進んだ青森市=13日午前、同市長島1丁目の青い森公園

 青森県内は13日、23観測地点のうち16地点で最高気温が10度を超えるなど、3月中旬~4月中旬並みの暖かさとなった。青森地方気象台によると、本州の南側を中心とする高気圧から南風が吹いた。各地の最高気温は、三戸12.3度、八戸12.2度、三沢、野辺地11.5度、五所川原、東通村小田野沢11.4度、むつ、鯵ケ沢、弘前11.3度など。

 最高気温が平年より8.7度高い11.1度だった青森市。午前から晴れ間が広がり春を思わせる陽気となった。同市長島の官庁街では、昼休みに防寒着などの上着を着ずに出歩く人たちの姿も見られた。

 同僚と歩いていたパート従業員の奥﨑裕美さん(50)は「きょうは春のようなぽかぽか陽気で気持ちよく出てきた。雪かきしなくていいのは助かるが、このまま雪がないのも心配」と、記録的な暖冬の影響を気にしていた。

 少雪の積雪地では雪解けが進んだ。同気象台によると、13日午後6時現在の各地の積雪は、今別26センチ、平川市碇ケ関19センチ、青森、むつ7センチ、五所川原6センチ、弘前、八戸0センチ。

 14日も気温が上がる見込みで、各地の予想最高気温は、八戸14度、青森、弘前13度、むつ12度、深浦11度。同気象台は15日にかけて全域に雪崩注意報を出し、注意を呼びかけている。

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