憧れの志望校へ 青森県立高校入試、願書受け付け開始

鯵ケ沢中学校の担当者(右)から願書などが入った封筒を受け取る鯵ケ沢高校の担当教諭=13日午前9時ごろ、鯵ケ沢町の鯵ケ沢高

 青森県立高校入試の入学願書受け付けが13日、全日制43校、定時制6校の計49校で一斉に始まった。受け付けは19日正午まで。入試は3月5日に行い、やむを得ない事情で欠席した生徒のための追試験を同13日に実施する。合格発表は同15日。

 普通科40人を募集する鯵ケ沢町の鯵ケ沢高校も午前9時に受け付けを開始。一番乗りの地元・鯵ケ沢中学校の担当者から願書や調査書が入った封筒を事務室で受け取った同高の担当教諭は、別室で内容を確認した後、受領書を手渡した。

 持参した同中の外崎葵(まもる)講師(24)は「生徒たちは自分の夢に向かって、憧れを持って志望校を決めたと思う。その気持ちを忘れずに頑張ってほしい」と話した。

 県立高校再編の第2期実施計画で本年度から「地域校」となった同高は、2年連続で入学者が定員半数の20人を下回れば、生徒の募集停止へ協議に入ることになる。本年度の新入生は16人だった。

 3月に県内中学校を卒業する生徒らを対象とした県教育委員会の進路志望状況第2次調査(昨年12月12日時点)で同高の志望者は27人となっている。

 川浪泰浩校長は「これまで2年間、学校の魅力発信に取り組んできたことが、調査に表れてきたと思う。出願した生徒は、入試に向けて頑張ってほしい」と話した。

 同調査によると、県立高全日制は募集人員7210人に対し6758人が志望し、倍率は0.94倍。定時制は480人の募集人員に対し273人が志望し、倍率は0.57倍だった。

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