県内ぽかぽか春の陽気 村山で2月最高の13度

高気圧の影響で気温が上昇した県内。山形市の霞城公園では愛犬と散歩に訪れる人たちが多く見られた

 日本の南にある高気圧の影響で南風が吹いた県内は13日、各地で3月下旬から4月上旬並みの気温となり、村山観測地点(村山市)では2月の最高気温が観測史上、最も高い13度を記録した。山形地方気象台によると、同日午後4時までの最高気温は山形14度、東根13.1度で、計22観測地点のうち11地点で今年の最高気温となった。

 村山の13度は午後3時36分に観測した。村山では2003年に地域気象観測システム(アメダス)が設置されて以降、2月の最高気温は23年2月28日に記録した12.6度だった。

 山形市内は柔らかな日差しが降り注ぎ、霞城公園など各地で春の陽気に誘われ、犬を連れて散歩を楽しむ姿が見られた。嶋遺跡公園では腕まくりをして遊具で遊ぶ親子連れの姿が見られ、朝日町和合、会社員白田詢さん(27)は「天気がいいので遠出して遊びに来た。暖かくて“公園日和”だ」と話した。

 同気象台によると、14、15日も高気圧に覆われるため高温が予想され、14日の予想最高気温は山形、米沢で14度、酒田13度、新庄12度。県防災危機管理課は「融雪が進む。屋根や高い場所からの落雪に注意し、山間部は雪崩に警戒が必要」と呼びかけている。

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