出来たて芋煮、石川・珠洲で提供 山形「道の駅」駅長会議

被災地で芋煮を振る舞う安達純一会長=石川県珠洲市・道の駅すずなり(山形「道の駅」駅長会議提供)

 県内の道の駅の駅長でつくる山形「道の駅」駅長会議(会長・安達純一道の駅いいで駅長)は13日、能登半島地震の被災地支援として、石川県珠洲市の道の駅すずなりで、芋煮の炊き出しボランティアを行った。

 安達会長ら2人が大鍋を載せたワゴン車で、飯豊町の道の駅いいでを12日に出発。富山県内に宿泊し、13日に石川県に入った。現地で約400人分を調理し、残り汁に入れて提供したうどん約90食を含め、約3時間で完食となった。同市北部の避難所にも一部を持参した。水道が復旧していないため、調理に用いる水や器など必要な物品は全て本県から運んだ。

 現地で不足しているとの情報を聞き、道の駅いいでが備蓄していたアルコール消毒液約250本、新型コロナウイルスの簡易検査キット約150セットも届けた。安達会長は「行列ができ、鍋を持参する人もいた。山形の味覚を喜んでもらえて良かった」と話した。

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