「甘くておいしい」地元産ネギ 栃木の企業が260キロ提供、市内全小中学校の給食に

「甘ゆき物語」を使った給食を楽しむ子どもたち

 【栃木】都賀町家中の農地所有適格法人「アドバンス」が生産するブランドネギ「甘ゆき物語」を使った給食が9日、西方小で提供された。27日までに市内全公立小中学校の給食でも提供される。

 地元産の農産物のおいしさを知ってもらおうと、同社が約260キロを市に寄贈した。甘ゆき物語は、熱を通すと甘くとろみが出るのが特長で、給食では煮物などに調理される。

 同校では約200食分の「すき焼き風煮物」に使われて児童らの口に入った。4年渡辺栞央(わたなべりお)さん(9)は「とても甘くていつものすき焼きよりおいしかった」と笑顔で話した。

 市から5日に感謝状を贈呈された同社の粂谷一郎(くめがいいちろう)社長は「おいしいネギを食べて、子どもたちの健康増進に役立ててほしい」と話した。

「甘ゆき物語」を使ったすき焼き風煮物
「甘ゆき物語」を使ったすき焼き風煮物

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