日産の電気自動車の新CM『THE WALL篇』に千代勝正と高星明誠が出演。16日から全国でオンエア

　2月15日、日産自動車は、電気自動車『サクラ』、『リーフ』、『アリア』の3車種でレーシングドライバーの千代勝正、高星明誠、『日産電気自動車 vs JET篇』にも出演したプロドライバーのシルビアさんが国内最高峰のバンク走行にチャレンジした新テレビCM『THE WALL篇』を2月16日から全国でオンエアする。

　日産自動車では、電気自動車に対して感じているイメージや魅力についての調査を実施したが、先進的・革新的なイメージを約7割がもつ一方で、加速感や、走りについてはまだ懐疑的な声があることが分かったという。

　この結果を受けて、パワフルな加速力やドライバーをワクワクさせる走行性能をニッサンの電気自動車が備えていることを、より多くの方に伝えるべく、電気自動車のリーフとジェット機との加速力対決を行うCM『日産電気自動車 vs JET篇』を2023年に公開した。

　今回はリーフに加え、新たに軽のサクラとクロスオーバーSUVのアリアという電気自動車3車種で、国内最高峰のバンク走行にチャレンジすることで、電気自動車が持つパワフルな加速力やドライバーをワクワクさせる走行性能をさらに伝えられればとの思いから、新テレビCM『THE WALL篇』を制作。2月16日から公開されることになった。

　このCMに出演するのが、『日産電気自動車 vs JET篇』にも登場したプロドライバー／ドライビングインストラクターのシルビア・ロカさん、そして2024年はNISMOからスーパーGT GT500クラスに参戦する千代勝正、そしてNDDP NISMOから同じくGT500クラスに参戦する高星明誠だ。

　リーフにはシルビアさん、そしてサクラに高星、アリアに千代が乗り込み、44度という強烈なバンクに挑んでいく。チャレンジが成功するのかをはじめ、ふだんテスト等で着込むニッサンワークスのレーシングスーツに身を包んだ千代、高星の姿は注目だ。

　今回のCM出演にあたり、「NISMO契約ドライバーとして12年目を迎えますが、こうしてロードカーのテレビCMに出させてもらえる日が来るなんて、ひとつ夢が叶いました。EVの加速力は本当に気持ちがよくて、とても楽しいチャレンジにもなり、本当にいい思い出になりました。2024年、GT500でチャンピオン目指して頑張りたいと思います」と語ったのは千代。

　また高星も「僕はふだんはレースに出ていて、今回のような経験はなかなかできないので、本当に貴重な経験をさせていただけたと思っています。テレビCMでは僕は軽EVのサクラを運転しているのですが、本当に軽とは思えない加速力とパワフルな走りは本当に気持ちよく、チャレンジもとても楽しかったです。機会があれば、また呼んでいただければ精一杯頑張って、もっと面白くできたらと思います」と語っている。

　シルビアさんも「もともと電気自動車は好きでしたが、今回乗ってみて、走行時の滑らかさと安定感に驚きました。高速走行やコーナリングでも、常に安定感が高いと感じました。今回のCMに出演することは私にとって特別な経験で、他のふたりのレーシングドライバーと一緒に、役を演じることもとても楽しかったですし素晴らしい経験になりました。また、今回が初めての日本での撮影でしたが、皆がとても親切にしてくれて素晴らしい撮影でした。撮影後の自由時間には、東京観光を楽しみました！」とコメントした。

　こうしてメーカーのCMにレーシングドライバーが出演するのは、モータースポーツ界としても非常に嬉しい出来事。そして今回のテレビCM公開に合わせ、チャレンジに参加した3人のドライバーがその様子を千代のセルフィーで紹介する動画もYoutubeで公開されている。スーパーGTファンならもちろんこちらも必見だ。