マンチェスター・ユナイテッドは新たなスポーツディレクター(SD)として、ニューカッスルのダン・アシュワースSDの引き抜きに動いているという。イギリス『Sky Sports』が報じている。
サー・ジム・ラトクリフ氏が会長を務める『INEOS』は、マンチェスター・ユナイテッドの株式25パーセントを買収することで合意し、プレミアリーグからの正式承認も間近に迫っている。フットボール部門の改革に動いているマンチェスター・ユナイテッドは、ニューカッスルのダン・アシュワースSDに白羽の矢を立てたようだ。
両クラブは正式な交渉をまだ行っていないが、ダン・アシュワース氏はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍に前向きであると伝えられている。ニューカッスルはダン・アシュワース氏の在籍が2年と短いことから、多額の補償金を求める可能性があるようだ。
ダン・アシュワース氏はこれまで、ウェストブロムのSD、イングランドサッカー協会のエリート育成ディレクター、ブライトンのテクニカルディレクターを経験し、2022年2月にニューカッスルのSDの座に就任した。
ブライトン時代には、ビッグクラブへ羽ばたいたモイセス・カイセド、マルク・ククレジャ(チェルシー)、アレクシス・マクアリスター(リヴァプール)、レアンドロ・トロサール(アーセナル)を発掘し、獲得に携わった。
そしてニューカッスルでは、ブルーノ・ギマランイス、アントニー・ゴードン、アレクサンデル・イサクなど、近年の躍進を支える選手の獲得に尽力している。
すでにマンチェスター・ユナイテッドは、マンチェスター・シティのフットボール部門の運営最高責任者を務めていたオマール・ベラダ氏を、最高経営責任者に任命している。選手の発掘に定評のあるダン・アシュワース氏に補強の舵取りを任せ、新たなマンチェスター・ユナイテッドを築きたいと考えているようだ。