卒業式の練習のはずが...「最後に思い出できた!」日本一のダンス+世界王者が登場 2つのサプライズ【岡山】

岡山県倉敷市の高校で、卒業を控えた生徒たちに嬉しいサプライズがありました。「コロナ禍でも学校全体を盛り上げてくれた3年生に恩返しをしたい」という教諭の熱い思いが、形になりました。

半月後に卒業式を控えた倉敷翠松高校の3年生が、体育館に集まりました。「卒業式の練習」と聞かされていた生徒ですが、待っていたのはサプライズでした。(【画像①②】歌唱指導の時間のはずが…)

このサプライズは、タイガー魔法瓶が「中高生の思い出づくりを応援する」キャンペーンです。全国からの応募で選ばれるのは1校のみで、倉敷翠松高校の教諭の「コロナ禍でも学校全体を盛り上げてくれた3年生に恩返ししたい」という熱い思いが当選に繋がりました。

(倉敷翠松高校 前良治 教諭)
「特に今の3年生については、コロナで行事が無くなりまして、とても青春が充実したものになっていないと感じたので、応募してみようと思いました」

オリジナルボトルのプレゼントに続き、昨年のダンス甲子園で優勝した帝塚山学院高校ダンス部のメンバーが登場し、日本一のダンスパフォーマンスを披露しました。

(生徒)
「もう迫力がすごくて、ひとつひとつキレとかがそろっていたので、さすがだなと思いました」
「私たちが入学したときには、行事が規制されていたりしたので、最後にこのような思い出ができてとてもうれしいです」

きょうはこのイベントに先立ち、2014年の卒業生で、先月のボクシング世界タイトル戦でチャンピオンとなったユーリ阿久井政悟選手が学校に。在校生たちにチャンピオン獲得を報告しました。

(ユーリ阿久井政悟選手)
「このベルトを守り続けて、もっと上をめざして頑張っていきますので、みなさんよろしくお願いします」

思いがけず2つの喜びが訪れた1日。生徒たちには忘れることのできない青春時代の1ページになったようです。

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