登校中の小学1年生、国道で車にはねられ死亡…9年前の悲劇を繰り返すな 事故現場で「最後の立哨」 いちき串木野

交通安全を呼びかける警察官ら=いちき串木野市大里

 鹿児島県いちき串木野市大里の国道270号で男児2人が死傷した事故から9年を迎えるのを前に9日、交通安全を呼びかける「旗の波作戦」が市内2カ所であった。警察署員や住民ら約100人が、運転手に交通マナー順守を啓発した。

 事故が起きた払山公民館前と大原町交差点近くで実施。「スピード落とせ」などと書かれたのぼり旗を掲げた。

 事故は2015年2月12日に発生。登校中の市来小学校1年の男児2人が軽乗用車にはねられ、1人が死亡で1人は重傷を負った。県交通安全協会いちき串木野地区協会の内田則幸会長(73)は「立哨は今年で最後だが、今後も違う形で訴えを続けていく」と話した。

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